熊さんブログ vol.31「キャリア形成について」

電気設備設計事務所 (有)Lプランズ 竹熊です。

いよいよ八月、気温も上がり暑くなってきました。

今年はどういうわけか8月に設計監理や現場調査が多く予定されているので、熱中症に気を付けて過ごしたいと思います。

さて、今回は先月にハローライフで公開された求人記事に合わせて、弊社でのキャリア形成について書きます。

要するに求人記事の補足ってことです。

ちなみに求人広告は弊社ホームページの「採用情報」のページに載っていますので、是非ご一読を。

前回の求人広告は弊社がどのような仕事をしているかを中心に作りましたが、今回のテーマは実際に入社した人がどのような働き方をしているかを理解してもらえるようにしました。

最初にインタビューで答えているのは入社3年目の社員です。

彼について一年目は主に事務作業をメインとした仕事で、まずパソコンを使った簡単な作業や図面ソフト(CADソフト)の操作に慣れてもらうことを主眼にしました。

1つの作業を1ヶ月くらいの時間をかけてやってもらい、できるようになったら別の作業をまた1ヶ月くらい、、といった感じでじっくりと仕事を覚えていってもらいました。

もちろん簡単な事務作業なんて、電気設備設計業務の一部です。

最初の頃は何をやっているのか本人もよく分かってなかったと思います。

ですが、普段から物事を考えることが得意な彼はコツコツと真面目に作業を行っていくうちに色々と発見していくわけです。

発見とは作業と作業のつながりや流れ、その作業が必要な理由や大事なポイントなどのことを言います。

すると、最初は1から10まで説明しなければ分からなかったことを、1から3、4程度説明すればできるようになるわけです。

そこまでやれるようになって、2年目の中盤から私や先輩たちと一緒に客先や役所へ行って打合せをしたり、現場に出て調査をするようになりました。

最初の頃は図面や写真でしか見ていなかったものを現場で見るわけです。

「百聞一見にしかず」のことわざ通り、彼の理解は加速度的に深まっていきました。

こうして2年目の後半には設計案件を一通り先輩に聞きながら進めていきます。

ここでは客先や役所の担当者をはじめ、使用する機器のメーカーさんやアドバイスをくれる先輩達や協力業者の方々とコミュニケーションを取ることを学びます。

設備設計という仕事は一人で何もかもやれるに越したことはありません。

ただ、最近は設計する時間もあまり与えられないため、まわりの力を頼ることも必要になるのです。

そのためのコミュニケーション能力も備えていく必要があると思います。

こうやって一通りの流れを経験した後、弊社の仕事をある程度理解できたと思います。

つまり、まずどんな仕事か理解するのに2年くらいはかかるのが普通なのです。

そして3年目も中盤を迎えた今、彼は単独で案件を行えるところに来ています。

ここからは様々な案件を経験していくうちに経験とスキルがついていきます。

そうなると仕事が楽しくなっていきますし、実務が売上に寄与していき、当然報酬も増えていくのです。

「石の上にも3年」とはよく言ったもので、そのくらい過ごしてようやく電気設備設計という仕事の良さを理解してもらえるのではないかと思います。

そこから9年くらい経った社員が次にインタビューを受けています。

ここまでくると自分の顧客は数社いますし、部下を使って仕事をしています。

自分なりの仕事への思いや向き合い方も持っていて、一人のプロフェッショナルな技術者として会社にはなくてはならない人へと成長しているのです。

もちろん、今回の求人記事に載せている二人以外に現在13~5年目の先輩が多数います。

みなさんそれぞれ個性があり、一人一人多種多様のキャリアを築いている最中です。

インタビューにもある通り私たちは入社した社員一人一人に合うやり方を模索し、それを実践するように心がけています。

今回の記事ではこの仕事を20年以上続けている私が言うより、実際弊社に来た社員がどのように感じているかを言葉にしてもらった方が見る人にとって受け入れられやすいのかなと思いました。

更に異業種から入社して10年以上経った社員がどのような価値観を持っているのかも知ってもらえるような記事にしました。

今回は福岡の採用ですが、大阪や関西、関東で働きたいという「勤務地へのこだわり」がある場合、是非とも私に相談ください。

福岡本社や大阪事務所でキャリアを積み、希望する土地への進出を目指す人を応援するのも私たちができることだと考えていますので。

今後も新しく入社する人を見て、以前のブログに書いた通り日報のやり取りを通じながらその人に合ったキャリア形成を築けていけたらなと思っています。

今回は以上です。

次回は何を書くか迷い中です(笑)

今後とも弊社共々何卒宜しくお願い致します。