熊さんブログ vol.48「座談会から学ぶファシリテーション」

電気設備設計事務所 (有)Lプランズ 竹熊です。

ついに12月に入りました。
今年もあと1ヵ月、ここから弊社が最も忙しい年度末へ突入します。
私も健康に気をつけながら頑張っていきたいと思っています。

さて、今回は私が個人的にちょくちょく開催している座談会について書きます。
今年は結構実施する予定だったのですが、コロナ禍の中で大半が実施できませんでした。
その中でも先月3回行うことができたので、レポートしたいと思います。

ここ数年私自身磨きたい能力の一つがファシリテーション力。
ファシリテーションとは簡単に説明すると会議やイベントなどに参加する方々の合意形成や相互理解など所謂「とりまとめ」をする能力だと解釈しています。
当然自らが司会進行をして行うものです。

その能力を如何にして磨くかをずっと考えていて、自分自身が「座談会」を開くことで場数を踏むたびに様々な気付きを得ながら向上させる方法がいいかなと思っているところです。

そんな10月、私がやっているTwitterのフォロワー数が5000人を超えて、
「これはひょっとしたら呼びかけに応じてくれる人がいるのでは」と思い、声をかけると実に50人くらいの方々が手を挙げてくださいました。
これはいける。そう判断して自分なりに段取りをして計3回の座談会を予定しました。
その内容は下記のとおりです。

まず1回目は男性ばかりのメンバーを集めた場を作りました。
同じ業界の方や士業、ライター、塾講師など多彩なメンバーが揃いあっという間の2時間が終了。
それもそのはず今回はTwitterでも結構な発信をされている方達で、コミュニケーション能力も非常に高い。
要するにアウトプットに長けているので、自己紹介だけで盛り上がり私自身がとても楽しませてもらいました(笑)

自己紹介ではTwitterを始めたキッカケを話してもらいます。
すると皆様自分のこれまでのストーリーをお話しされるのです。
そこへ共感された参加者から合いの手が入ります。
さらにそこから共感が共感を呼び話が盛り上がるのです。
全員初めましてなのに何だ?この一体感??と思うレベルです(笑)
そういう方々と座談会をするとこんなにも楽しいのかとすごく学べました^^

2回目は逆に女性ばかりを集めてみました。
根拠としてこのブログにも以前書いた「ぶっちゃけ(仮)」という場に参加して思ったことが関係します。
その時、男女別にした方が忌憚のない意見が聞けるのではないかと考えていたからです。
案の定、前回とは全く違う場になりました。

男性の脳と女性脳というように性別で違う部分は大いにあるわけです。
女性だけの場を作ることにより当然共感が得やすく、相互理解はスムーズに図れます。
何より私が持っていない視点を持ってらっしゃいますので、とても勉強になりました^^

実を言うとこの回を設けた意図はもう一つあります。
弊社は来年から男女比がほぼ1:1になる予定なのです。
当然これからの採用も原則1:1にする方針、
ということは私自身女性目線を学んでおかないと組織の合意形成は図れないなと考えているからです。
そして、そういうファシリテーション力を磨いておくことがこれからの準備になる。
いきなり「さあ、忌憚のない意見を言ってくれ」と聞いてすんなり言う社員が多いわけではないので(笑)

今年最後の3回目はまた男性ばかりで行いますが、ブログの都合上間に合いませんので、割愛します^^;

こうして2回行った時点で思ったことをまとめると下記のようになります。
・開催時間に応じた設定人数が必要である。
・座談会に来る参加者は基本アウトプットがしたいと考えている。
・インプットがしたい参加者は基本アウトプットが得意。
・オフラインはオンラインよりはるかに合意形成や相互理解は図りやすい。
・お互いに否定しないことで相互理解は得やすい。
・Twitterという共通の話題があると更に相互理解が得やすい。
・更にオフラインでお会いすることにより親睦が深まる。
などです。

今後もこの座談会は定期的に行うつもりですし、全国色々なところでやりたいなと思います。
そうすることによって、私もたくさんの方の話を聞くことができ、更に場数を経験できることが最大のメリットであり目的です。

開催は人数に応じた広さの会議室を探して、そこで行います。
参加者には場所代を割り勘した分だけの費用を貰うつもりです。

コロナ禍の中では十分な感染症対策を行い、
コロナ禍が過ぎてもソーシャルディスタンスだけは意識しようと思っています。

参加する方々にも多様な価値観に触れてもらって、
足を運んでよかったなと思う価値を提供したいなと思います。
何よりメンバーを理解すればするほどキャスティングにも幅が出て、ものすごい価値を生み出す場を作ることができたら幸せです^^

当然最終目標は採用において学生を中心にした座談会の開催、
これは私自身新卒採用の経験不足でまだ開催できませんが、整い次第必ずやろうと思います。

こういった就活生への取り組みは現在の就業人数500万人から10年後100万人減る建設業にどうやって技術者を残すことができるか、採用で社員を増やすことができるか考えた上での行動なのです。

特に公共工事を設計する設備設計技術者は高齢者が多く壊滅的な人手不足が予想されます。
弊社でも安定的に雇用するには学生への認知と応募者の増加を行わなければなりません。

いつか座談会に出た学生が弊社の考えに共感して採用募集に応募してくれる日が来ると幸せだなと思いながらこれからも企画していきたいと思います。

今回は以上です。

次回はいよいよ年末の締めを書いて、1月の50回目と続いていきます。

今後とも弊社共々何卒宜しくお願い致します。