熊さんブログ vol.59「ネットリテラシーについて」

電気設備設計事務所 (有)Lプランズ 竹熊です。

10月に入りました。
今年も残り3か月です、気候もずいぶん過ごしやすくなりました^^
弊社もここから繁忙期に入っていくので、体調面をしっかり意識して年度末までの半年を頑張っていきたいと思います。

さて、今回はネットリテラシーのお話です。
ネットリテラシーとはインターネットの情報を的確に読み取る能力のことです。
情報通信の技術は進歩が凄まじく、コロナ禍で更に加速しています。
最近は感染対策のため対面でコミュニケーションをとる機会が減っており、インプットの手段はテレビかインターネットがほとんどという方も多いのではないでしょうか。
そのためにもこれからの社会を生きていくにはネットリテラシーが必須になるのではと考えています。
今は何でも調べれば大抵のことが分かりますが、それに乗じて間違った情報もたくさんあります。
その情報を取捨選択して、自分自身を良い方向に進めていきたいですね^^

また、ネットリテラシーを持っている方は例えば職場のメールに怪しいファイルが入ったものが来た場合に開く前に処分するか、同様の事例があるのかを調べると思います。
こういう場合、開けて会社全体にコンピューターウイルスが広がると一大事です。
パソコンを扱う上で常識と思えるものでも油断をしないこと、変だと思ったら手を止めて考えてみることがリテラシーを身につけるための第一歩だと考えています。
このようにリテラシーについて考えていると、世の中の違和感などにも気づきやすくなるでしょう。

そして、これから就活をしようとしている方にもネットリテラシーについて考えてほしいと思っています。
理由は就活に関するものすごい数の情報がネット上に溢れているからです。
更にこれから応募しようとする会社のホームページを閲覧する時に必要になります。
基本的に企業はたくさんの人に応募してほしいため、抽象的で聞こえの良いことしか書いていない場合が多いです。
そしてそれは企業の大小にかかわらず共通していると思います。
確かに「仕事はとてもキツいし、残業も多いです。でもやりがいはあります!」と書いて応募する人は少ないですよね^^;

大企業ならば社会的信用もありますし、人数が多いため労働組合が存在しているので労働環境でそれほど騙されることはありません。
なので多少抽象的なことを書いても応募はあるので問題ないと思います。
やはりリテラシーが必要なのは中小企業の場合です。
中小企業こそ具体的なことを書いていないとこれからは選ばれなくなると予想しています。
ですので、中小企業こそ「採用ページ」をしっかりと作って、社員の声を載せている会社が分かりやすいですね。
誰もが職場の環境については事前に知っておきたいところです。
そこをできるだけ開示している会社には好感が持てるのではないでしょうか。
これからの中小企業は待っていても応募者が来ない、冬の時代に突入します。
更にこれは少子高齢化が改善されるまで、最低でも20年は続きます。
そんな時代に「採用ページ」が無い会社に行くのは少し考えた方がいいかもしれないです。
そして更に具体的に書いてあることが自分の中に落とし込むことができたならその会社を応募するとよいでしょう。
たまに専門用語満載で「なんだこれは?」と思うページも見かけますので注意してください。

そうやって、ネットの記事を考えながら見ていくと、色々な矛盾に気付いてくると思います。
その矛盾を突き詰めていくことで「物事の本質」を掴めるようになるのです。

私の体験を少しお話ししますが、18年前から資産運用を始めて、新聞やネットなどの為替や証券のニュースを詳しく見始めました。
自分のお金がかかっているのです、それはもう必死でした(笑)
最初は株や為替に関する情報だけを見ていたのですが、どうしても足りません。
結局世界の政治や経済まで考えてようやく自分の中に落とし込むことができました。
その時にたくさんのニュース記事を読み、片方だけの意見でなく両側の意見や第三者の視点からも検証して、その後の事実ともすり合わせを行う。
そうすることで物事の大局や本質をつかみやすくなったのです。

どんなに偉い立場にいる人でも人間なのでその行動や言動には意図や思惑があります。
これからニュースなどを見る機会があればよく聞いてみてください。
そしてそれを伝えるメディアも伝えている人がどんな人が発信するかで内容が大きく変わります。
これはネットの世界も同様で、発信する人次第で情報は変わる。
やっぱり大事なのは「誰が言っているか」ですね。
このことを頭において情報を見てみましょう。
これを繰り返していればきっとリテラシー力がついてくるはずですよ^^
是非やってみてください。

今回は以上です。
次回は今年度の採用結果について書こうと思っています。

今後とも弊社共々何卒宜しくお願い致します。